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メープルツリー

経営/事業管理のためのChatGPT

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 ChatGPTを用いた予実管理の効率化

 generative ai(生成AI)の活用事例として、ユーザー・カスタマーサポート領域でのユースケースは充実してきたものの、経営管理でも使えないかといった問い合わせをよくいただきます。そこで今回は経営企画担当者や事業責任者に役に立つ事例を踏まえ、活用方法をご紹介したいと思います。

 予経営企画担当者や事業責任者実管理表をエクセルで毎月更新されているのではないでしょうか。エクセル表での管理は期間前後の視認性は高いものの、推移を追いかけるには向きません(グラフのほうが適切です)。しかしながら作り込まれた予実管理表をグラフ化するのは手間がかかるため、行なっていないのが現状ではないでしょうか。

 ChatGPTではそのような加工も簡単なプロンプトで行うことができます。

 一般的な予実管理表

 生成商事では図1のように事業部ごとに売上と粗利を管理しており、さらにサービスやソリューションごとに管理している事業部もあります。行には事業部単位で予実を取りまとめた行も存在します。また入力列には年月ごとに加え、時折四半期ごとに集計した列も混在しており、表として管理するぶんには十分ですが、こちらをもとに時系列の推移を折線グラフにしたいケースや事業部ごとの売上を円グラフを作成したい場合はこのようなデータ構造は余分な行列があり、うまくいきません。また先頭列が結合されているため、凡例のプロットに支障をきたします。

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図1 予実管理表の例

ChatGPTを用いた予実表の加工

 図1の管理表からグラフを作成するため、別シートに事業部、サービスを項目として保持させ、余分な列(例えば1stクール計)を除去したデータ形式で出力させます。

​ 今回用いるのはOpenAIのChat GPT4のAdvanced Data Analysisです。こちらはファイルアップロードが可能で、指示に従ってファイルに対して加工を行わせることが可能です。

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図2ChatGPT Advanced Analysis

 実際にプロンプトを入力していきます。指示は具体的に手順に沿って行わないと、GPTはミスリードをします。また順番も明示しないと再現できない場合があるので、順番にも気をつけます。

 指示をするとGPTが応答します。その際のファイル処理はPython Codeで処理されます。このコードの表示も可能で、コードを実行する環境があれば次回移行はプロンプトではなく、コードにより同じ処理を再現できます。

図3 プロンプトによる指示

図4 結果のコード表示

 処理が完了するとファイルとしてダウンロードできます(図5)。ファイルを確認(図6)すると、指示通りに出力できてそうですね。ここからグラフ化もGPTに実行させることも可能ですが、本記事ではここまでと致します。

 より詳しい事例に興味を持った方は下記より資料請求お待ちしております。

図5 結果のダウンロード

図6 出力結果

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