IPビジネス用語について解説します

 

IPビジネス基本用語

  • IP(intellectual property)

人間の知的活動によって生み出された発明やデザイン、著作物などの知的財産を指す。楽曲等の芸術分野の他、顧客リストや社内のノウハウといった営業秘密も対象。

  • IPビジネス

知的財産権を持つ人物や企業が作品自体を販売して収益を得るだけでなく、自身の知的財産を販売または貸与、異業種などとコラボすることによってさらに収益を得ようとするビジネスモデル。

  • 自社IP(自社コンテンツ)

自社で企画・開発したオリジナルのコンテンツ。自社がもつ知的財産。

  • カタログIP

株式会社バンダイナムコエンターテインメントが実施するカタログIPオープン化プロジェクトの略。株式会社バンダイナムコエンターテインメントが開発した21作品のキャラクターや音楽、ストーリー、設定などをクリエイターに開放し、自由な発想でデジタルコンテンツの領域で幅広く活用してもらうことを目的とした取り組み。

  • IPコンテンツ

著作権・知的財産権を使用したコンテンツ。ソーシャルゲーム業界では、著作権・知的財産権が発生するコンテンツを利用したソーシャルゲームのこと。

  • ​ライセンス

他者、特に外国がもっている特許や技術を使うための法的な許可。技能証・免許・許可・承認、またその書。

  • ​サブライセンス

ライセンシーがライセンサーから付与された特許や商標を、さらに第三者に対してライセンスすること。再許諾ともいう。

  • ​サブライセンス権

サブライセンスすることのできる権利。

  • ​著作物

文芸・学術・美術・音楽などの分野で、人間の思考や感情を創作的に表現したもの。

  • ​著作権

著作物を創出した者が有する権利。知的財産権の一種。

  • ​著作者

著作物を創出した人。

  • ​版権

著作権の旧称。著作物を複製・販売する独占権。

  • ​版元

図書などの印刷物の出版元・発行元。

​マーケティング用語

  • プロモーション

マーケティング戦略のうち、製品・サービスに対する意識や関心を高め、販売活動を促進すること。主な手段として、広告、販売促進のインセンティブや褒賞、WebサイトやEメール、販売員による販売、PRなどが用いられる。

  • セールスプロモーション

売り手が様々な手段で買い手の購買心理を刺激し、需要を刺激・喚起・増大させる一連の活動。

  • マーチャンダイジング

商品化計画・商品政策のこと。自社の商品やサービスを消費者に販売する際、市場調査などの科学的手法に基づき、効果的に販売計画、価格設定、販促プロジェクトを行うこと。また、これらの管理をすること。

​ビジネス用語

  • タイアップ

企業同士が協力・提携すること。

  • 渉外

外部の人や組織と連絡・交渉すること。

  • KPI(Key Performance Indicator)

目的を達成するための過程を数値化して評価するための基準。重要業績評価指標とも呼ばれる。

  • コンテンツホルダー

音楽・映像・映画・文学・絵画・ゲームなどのコンテンツにおいて、その著作権などの諸権利を保有・所有する人々・団体・会社を意味する。製作者(著作者)も含まれる。

  • ステークホルダー

企業などの組織が活動を行ううえで、直接的または間接的に影響を受ける利害関係者(株主・経営者・従業員・顧客・取引先など)のこと。

  • パブリッシャー

コンテンツを提供する主体として、制作や販売、宣伝に携わる事業者。出版社・版元・発行者・発行人・発行元・販売元のこと。

  • アライアンス

ビジネス用語では、複数の異業種企業が、互いの利益を上げる・業務を拡大させる・新規事業を立ち上げるといった経済的なメリットを得る目的で業務提携を交わす経営スタイルのこと。

​IPビジネスのステークホルダー

  • ライセンサー

IPやブランド(商標)を所有する法人や団体、個人を指す。ライセンシーであるメーカー等の企業と契約しIP使用権を許諾することで、ロイヤリティとマーケティング機会を獲得することができる。

  • ライセンシー

ライセンサーとIP使用権許諾契約(ライセンス契約)を結ぶことで、IPの商品化や販売を行うメーカー、小売業者、サービス業者、代理店等を指す。

  • エージェンシー

ライセンサーと契約した場合は、IPの営業代行や特定のIPのライセンス管理などを行う。ライセンシーと契約した場合は、ライセンサーとライセンシーの間に入り、契約から販売までの業務をサポートする。

​ライセンス契約に関する用語

  • ライセンス契約

知的財産の使用、利用を許諾すること。

  • 非独占ライセンス契約(※1)

ライセンサーが複数のライセンシーにIPの使用権限を与えることができる契約。ライセンス契約の大半は非独占契約である。

  • ロイヤリティ(※1)

特許権・商標権・著作権などの使用料のこと。通常は総売上から一定の控除額を差し引いたものに対して支払われる。

  • 前払い金(※1)

ライセンス契約から実際に商品化や店頭販売までには数ヶ月かかるため、通常ライセンシーは契約締結の時点でライセンサーにロイヤリティの前払い行う。この支払い分は将来的なロイヤリティ支払い額を相殺される。

  • 最低保証金(ミニマムギャランティ)(※1)

商品化された製品の売上に関わらず、ライセンシーが支払いを義務付けられたロイヤリティの前払い金額。通常、ライセンス契約によるロイヤリティ推定総額に対する%で算出される。

​ライセンス契約の内容(※2)

  • 契約当事者の明確化

契約上の権利義務を明確にするため、著作者、著作権者などをはっきりと定める。

  • 対象の特定

使用許諾の対象になる著作物(キャラクター)を特定する。

  • 使用媒体の明示

使用許諾の対象となる著作物を具体的に何に使用するのか、商品その他媒体を明示する。

  • 使用・有効期間

著作物を商品化するにあたりその使用・有効期間を定める。

  • 対価

製造、販売数量(確認のために証紙貼付の義務がある)、支払い時期、支払い方法などを明記する。ロイヤリティはおおよそ指定商品の「価格×使用料率×製造数量」で算出される。その他、最低保証使用料(ミニマムギャランティ)なども定めておく。

  • 使用権の独占・非独占の明記

使用を許諾するものが、独占的か、非独占的かを決定する。ただし、独占使用権の場合、その業界や商品を限定し、独占使用を一定の期間に限定して契約することが多い。

  • 第三者への権利侵害についての責任

使用許諾の著作物の使用が、第三者の知的所有権を侵害するとのクレームが喚起された場合の責任と、その対応について定めておく。

  • 契約の満了・更新

契約期間の終了後の手続き、あるいは更新する場合の条件などを定める。その他、販売地域、国内外などの地域の指定など必要に応じて契約項目を定めるのが望ましい。

  • 著作権表示

ライセンシーはライセンサーが指示する方法で著作権表示(コピーライト表示)をする必要がある。

​IPコラボの目的(※2)

  • 広告宣伝

ライセンス商品の展開で露出度を高め、認知度を向上させること

  • ロイヤリティ収入

ライセンスビジネスにより収入を増加させること

  • ブランディング

企業および商品価値を向上させること

  • 新規顧客の獲得

これまでと異なる層の顧客を獲得すること

​〈引用〉

​※1…コンテンツ東京「初心者もぜひご来場を!ライセンスビジネス基礎知識」

   https://www.content-tokyo.jp/ja-jp/visit/matching_faq-LJ.html

※2…株式会社矢野経済研究所「キャラクタービジネス年鑑 2020年版」

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